山城一乗寺山城・雲母坂城を訪ねる(第716回例会)

●日時
令和5年6月4日 午前10時

●集合場所
叡山電鉄「修学院」駅前 時刻厳守

弁当・飲物・敷物・帽子・ハイキング靴・杖・タオル・雨具持参でお願いします。
マスクの着用は各自の判断でお願いいたします。

●行程
修学院駅 → 鷺森神社 → 曼殊院山門 → 登山口 →

(一乗寺林道) → (64) → (61)北白川城北城出丸 →

(64) → (66) → 一乗寺山城 → (69) →

(雲母坂) → 雲母坂城 → 修学院駅(16時半頃解散)

番号は京都一周トレイルの標識番号です。
64からいったん南に行き、北白川城北城出丸を見学、
昼食後北に戻り一乗寺山城に向かいます。

●参加費
賛助会員・正会員・家族会員 800円
通信会員・当日参加者 1000円
(資料代・保険代・記念写真代・下見費用として)

●見どころ
京都市の東、比叡山系の山々に点在する城跡の内、
南端の瓜生山を中心に城跡が点在する北白川城の北城出丸と、
その北に位置し比叡山系から伸びる西尾根に展開する一乗寺山城、
修学院離宮へと下る雲母坂にある雲母坂城を訪ねる。

北白川城は16世紀以降足利将軍家・細川管領家・三好長慶などの
京都をめぐる攻防の舞台となっているが、元亀元年(1570)
一乗寺山城に陣取った朝倉・浅井勢に対峙するため
9月に幕府奉公衆が陣取り、明智光秀も入ったという。
北城出丸は本城の北東に位置し、北東・南西に約150m、
北西・南東に約200mの規模で、中心部の郭には土塁、竪土塁がある。

一乗寺山城は元亀争乱の際、元亀元年頃朝倉・浅井連合軍が
京から近江に通ずる白鳥越(青山越)に築いた
陣城群の一部と考えられている。
城は京と近江を結ぶ白鳥越道で南北に分れている。
北城の北に二重堀切がある。
また、南北両城とも西側に土塁や畝状竪堀群を施し、
京都方向の防御を意識した構造。

雲母坂城は京と比叡山の最短ルートとして
利用されてきた「雲母坂」にある。
信長の比叡山焼き討ちの際の経路とも想定される。
雲母坂の山道の深い切通しに面して郭や土塁があり、
通路に圧力をかける構造となっている。

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